不幸自慢
不幸自慢ならちょっと負けない、と思っている。
幼少より施設で暮らす重度の障害者の兄がおり、
20歳の時に父が癌を患い他界、
結婚もせず、当然子供もいない。
障害者の兄以外に兄弟姉妹はおらず、一人でその母の面倒を見なくてはならない。
仕事はある。しかしその仕事でもある不条理な出来事から2,400万円の損失を被り一時は破綻を覚悟した。従来お固い、普通ならそんな事はまず起こらない仕事にも関わらず、だ。それにより働き始めて約20年間での貯蓄を全て失い、かつ、「信用」という経済的なもの以外のものも失った。
客観的に見て、俺の周りにはそのような奴はあまりいない、と思っている。
正直なところ、今は皆が幸せに見え、「何で俺だけ...」と恨めしく思う時が多々ある。
フェイスブックなどで幸せ自慢など見ると気分は最悪だ。
愚痴を言う相手もおらず、そこでブログに書くことで鬱憤を少しでも解消できればと考えた。
それもどれだけ続くか分からない。でも試してみるしかない。
再生への決意
今からちょうど3年前、人生最大の危機が訪れた。48歳だった。
母の発病と仕事上のトラブル。
その時は「俺の人生終わった」という心境だった。
それから著しく好転した訳ではない。
でも、何とか生きている。俺も母も。
そして僅かではあるが希望も。
「このままでは終われない」、その気持ちを忘れないためにこの記録をつけていこうと思う。